🇯🇵奈良「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に正式登録
歴史の息づく地が、ついに世界へ認められました

歴史の息づく地が、ついに世界へ認められました
7月26日、奈良県にある飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に正式登録されました。韓国・釜山で開催された第48回世界遺産委員会での決定で、日本の歴史を語るうえで欠かせないこの地域が世界的な文化遺産として評価されたことになります。

「飛鳥・藤原の宮都」は、奈良県の明日香村・橿原市・桜井市に跨る広い地域に点在する19の遺跡で構成されています。6世紀末から8世紀初頭、まさに日本の国家形成が進んだ飛鳥時代の中心地であり、宮殿跡や古墳、寺院跡などが残されています。

この時代は、日本で初めて中央集権体制が整えられた重要な時期。大化の改新や律令制度の整備など、歴史の教科書で必ず登場する出来事の舞台となった場所です。今回の世界遺産登録は、こうした日本の政治・文化の始まりを示す貴重な証拠が評価された結果と言えます。

🏛️「飛鳥・藤原の宮都」が評価された理由

世界遺産に登録されるには、ただ古いだけではなく「人類にとって顕著な普遍的価値」が必要です。
この遺跡群が評価されたポイントは次のような点です。
・日本で最初の都づくりの姿が残っていること:宮殿跡や寺院跡が広範囲に残り、当時の政治の中心地がどのように機能していたかが判る。
・中央集権国家の成立過程を示す貴重な証拠であること:律令制度の整備や大化の改新など、国家の形が作られた時代の痕跡が残る。
・古墳や石造物など、飛鳥文化の象徴が多く残ること:高松古墳やキトラ古墳など、歴史ファンにはたまらないスポットも含まれる。
こうした価値が認められ、世界遺産として正式に登録されました。

🇯🇵日本の世界遺産は合計27件に

今回の登録により、日本の世界遺産は合計27件になりました。
・文化遺産:22件
・自然遺産:5件
文化遺産は寺社、城、遺跡などが中心で、自然遺産は屋久島や知床など、豊かな自然が評価されています。
世界遺産は「一度行ってみたい」と思わせる魅力がありますが、皆さんはどこか訪れたことがありますか。奈良の飛鳥地域は静かで落ち着いた雰囲気があり、歴史散策にはぴったりの場所です。

🚶‍♀️歴史を歩く旅へ

今回の世界遺産登録をきっかけに、飛鳥・藤原の宮都を訪れる人が増えるかもしれません。
古代の日本がどんな姿だったのか、実際に歩いてみると教科書では味わえない発見があります。
石舞台古墳や飛鳥寺、藤原宮跡など、広い空と緑の中に歴史が溶け込んでいて、ゆっくり歩くだけでも心が落ち着く場所です。