👷 ”ブルーカラー”という誇り ー 父の仕事を思い出しながら考えること

AIが急速に進化し、情報番組やニュースでは「仕事が奪われる」「職がなくなる」と報道されています。YouTubeで「ブルーカラー選ばれない」という動画を観ました。内容は、苛め、過酷労働、低賃金、バス運転手や介護職の現場の声など、様々な意見や愚痴が語られていました。

けれど私は、ブルーカラーの仕事は決して軽んじられるものではなく、むしろ誇りを持つべき仕事だと感じています。その理由は、私自身の家族の記憶と深く結びついています。

🧑‍🏭 ブルーカラーとは何か

ブルーカラーとは、工場や建設現場などの生産現場で、肉体労働の作業に直接従事する人達のことを指します。汗を流し、身体を使い、社会の基盤を支える仕事。AIがどれほど進化しても、全てを置き換えられる訳ではありません。

むしろ、人間の体力・判断力・経験が必要な仕事は、ブルーカラーの中にこそ多く存在する。そう思うのです。

🚢 父が生きた「3K」の世界

私の父はタンカー船の乗組員でした。いわゆる「3K」——きつい、汚い、危険の仕事です。
父はよく言っていました。
「俺の仕事は3Kの仕事をしている。きつい、汚い、危険だぞ」
私は子供の頃、その言葉の重さを理解できていませんでした。ただ、長い航海から帰ってきた父の顔には、「この仕事をやり遂げてきた」という静かな誇りがあったように思います。

父は終身同じ会社で働き、59歳で一度退職。その後は嘱託として子会社で事務職に就きましたが、61歳でくも膜下出血を患いやむを得ず退職しました。
父の人生は、まさにブルーカラーの仕事と共にありました。

👷‍♂️ 身近に居た”ブルーカラーの経営者”

父の妹夫婦は東京郊外で建設会社を個人経営をしていました。バブルが弾けて余韻が続いていた時期でも羽振りがよく、従業員にもそれなりの給料を払っていたようです。
建設業は景気に左右されやすい仕事ですが、「人が働く場所を作る」という意味では、社会に欠かせない産業です。

叔母夫婦の姿を見ているとブルーカラーの仕事は単なる肉体労働ではなく、地域の生活を支える”基盤づくり”そのものだと感じます。

🚌 バス運転手に転職した知人

私の知人の男性は、ホテルのフロントマン兼送迎の仕事をしていましたが、その後、路線バスの運転手に転職しました。
バス運転手は、まさに地域の生活を支える仕事です。毎日多くの人を安全に運び、街の流れを作る存在。

AIが自動運転を進めても、「人を安心させる運転」「状況を瞬時に判断する力」「乗客とのコミュニケーション」こうしたものは、まだまだ人間にしかできません。

🤔 ブルーカラーは”誇りの仕事”である理由

ブルーカラーの仕事は、決して華やかではありません。テレビに映ることも少なく、社会的に評価されにくい場面もあります。
しかし、社会の土台を支えているのはブルーカラーの人達です。
 ● 建物を建てる
 ● 物を作る
 ● 交通を動かす
 ● 介護で支える
 ● インフラを支える
これらがなければ、私達の生活は一日たりとも成り立ちません。

AIが進化しても、「人間の手でしかできない仕事」「人間の心が必要な仕事」は必ず残ります。
そして、ブルーカラーの人達はその中心にいます。

👨‍🦳 父の仕事から学んだこと

父は多くを語る人ではありませんでした。仕事のことは家で話さなくても、どこか誇らしげでした。
私はその姿を思い出す度に、ブルーカラーの仕事は決して”選ばれない仕事”ではなく、選ばれるべき価値のある仕事だと感じます。
いつの時代でも、人の生活を支える仕事は絶対に必要とされます。

🩷 AI時代だからこそ、ブルーカラーの価値が見直される

AIが進化するほど、「人間しかできない仕事」が際立ちます。
ブルーカラーはその象徴です。
 ● 人の命を預かる
 ● 人の生活を支える
 ● 人の安全を守る
これらは機械では代替できません。
AI時代の今こそ、ブルーカラーの仕事の価値を改めて見つめ直すべき時なのだと思います。